福島Jビレッジで全日本の熱い戦いが行われているなか、関東大会に向け出発。関東大会とは、山梨県を含めた1都7県で全日本予選の2位〜4位の各県3チームが集結して行われる大会である。今年の全日本を見ても、栃木JFCファイターズは惜しくも得失点差により決勝トーナメント進出を逃したが、ベスト16に関東勢が7チーム残る程、全国的に関東のレベルの高さが認識される。
そんな惜しくも全日本出場を逃した強豪チームが集まる関東大会、今年は山梨県で行われた。
8月11日(金)、先月の韮崎大会2日目と同じ会場で練習試合2試合を消化し、いざ、出撃!
■1日目
中田英寿の実家から約200m?という会場に24チームが集まり、時折小雨が降るなかまずは開会式。そして各会場へ。
●1試合目 13:20〜 FC前橋ジュニア戦(40分)
開会式後は天気も持ち直してきていたが、周辺山々の上空の雲行きが怪しい。
前橋ジュニアは初戦で敗退(0−1)しているだけに、この試合に勝たなければ1位グループトーナメント出場が無くなる。前の試合で攻めていたにもかかわらず敗戦しているだけに、必死で攻めてくることだろう。
開始2分、惜しくもFWのM君がオフサイド。
3分、M君が右サイドのゴールライン付近からマイナスのボールを中央へ、ファーサイドで待つ左MFのU君が押し込み先制点。
雨が降り始める。そして雷。前半は0−1で終え、選手はバスに駆け込み待機。
約50分程の中断の後、小雨、雷がまだ残るなか、後半開始。
25分、前橋ジュニアの左からのコーナーキック、ニアでクリアするも再度ファーにハイボールを入れられ、まさかの失点。
しかし27分、左からのコーナーキックに、またしてもファーサイドのU君が足で合わせてゴール!
35分、ボランチのF木君が中央で粘ってボールを奪い、前線のM君へキラーパス、M君のシュートは飛び出してきたキーパーに弾き返されるも、そのボールをキャプテンS君がミドルシュート、惜しくもバーに当たり跳ね返るが、FWのK君がそこに詰めてダメ押し点が入る。
3−1で勝利。
●2試合目 15:45〜 寒川少年サッカークラブ戦(40分)
この試合に勝利したチームが決勝トーナメント進出である。
それにしても、雷雨による中断、そしてこの試合が最終戦とあって、会場は閑散とし、とても関東大会とは思えない光景である。しかし寒川の応援団は多く(古河は少なく…)熱い声援を送っている。雨は止んだが寒い!そしてセンターバックの1人、Y子君の足の調子が悪くこの試合ベンチへ。不安がないわけではないが、ここで負けるわけにはいかない。頑張れ!
開始3分、左サイドからU君がドリブル突破、左ポスト付近まで運び中央M君へラストパス、M君が足に当てて先制点。
8分、K君から左のU君へ、そして中央でうまく抜け出したM君に繋げ、M君が右サイド寄りからシュート、追加点。
11分、中央縦に出たボールにK君が反応し、ゴール右スミにゴール!
後半はメンバー、ポジションを大幅に変え、スタート。
25分、センターサークル付近にいたM君からFWに入ったS君へ、S君がキーパーと1対1の状況から左スミに落ち着いて決める。
30分、左MFに変わったN井君がゴールライン沿いより低いボールをゴール前へ、M君が右足アウトサイドで合わせてゴール!
32分、ボランチY部君が中央ゴール前をドリブル突破し、ゴール!
34分、途中出場で右MFに入った5年生S君が3人に囲まれるもドリブル突破し縦パスを中央へ、クリアされるもキャプテンS君がシュート。アウトサイドにかかったボールは回転しながら左ポストに当たってゴールへ。
終了間際のロスタイム、今日の締めはM君がキーパーと1対1の局面で落ち着いてゴールを決める。
8対0の完勝。そして天気も気が付けば夏の空に変わっていた。
■2日目
1位グループトーナメントの会場は、初日に練習試合(サブグラウンド)を行った韮崎市内の陸上競技場である。天候は雨の心配はなさそう。
1位グループに残った8チームは、東京3、千葉2、埼玉2、そして古河SS、神奈川、山梨、栃木、群馬県勢は消えた。今日からがまさに本番モードである。
●第一試合 9:00〜 横河武蔵野FCJr戦(30分)
開始早々攻め込まれている。相変わらずの4トップ気味で、中盤が薄く、ボールを支配されている。それでもT君、Y子君のセンターバックを中心に守り、前半0対0で折り返す。
後半、古河ペースでスタート。
左サイドに開いたK君が中央に走り込むM君に絶妙のパスを入れるもゴールを奪えない。そしてPK戦へ。
K君、S君、M君と決めるも、その後連続で決められず、3−4で惜しくも、惜しくも、本当に惜しくも次節へ進めず、関東大会が終わってしまった。
「関東大会第5位」の賞状と盾を受け取り、昼過ぎに退散。
江南南の連覇は確定かなー・・・と思われたが、船橋FCが優勝したと後に知る。船橋FCは、船橋市内の約500〜550名程度より選ばれた選抜チームである。この大会を最後に解散、そして次の5年生が集められ、多少の入れ替えを行いながら全日本、関東を目指すと言う。また、1月に対戦(敗戦)した時の主力数名は、柏レイソルや東京ベルディへと移籍していると聞く。全日本で3連覇を成し遂げたマリノスでは、2,000名余りの応募選手からセレクトされているとか・・・。古河SSは、この6年でみると、旧古河市内の僅か5チームからの選抜であり、せいぜい80名前後より選出された20名前後のチームである。こんなJ傘下チームや選抜チーム、小さい頃から育ててきたクラブチーム等を相手に、よく頑張っているなーと思う。監督、コーチの指導は勿論のこと、古河の伝統が多くの強豪チームとの対戦を可能にし、チーム力アップに繋がっているのだと感じられる。だからこそ、今の6年生も、もっと頑張って、結果を残して、次の世代に伝統を引き継いでいって欲しいと願う。
次は18日から3日間、鹿嶋サッカーフェスティバルである。予選リーグを勝ち残ると、アントラーズBやばらきとの対戦が濃厚。そして決勝戦はカシマスタジアムでアントラーズAとの対戦となることだろう。もちろん公式戦ではないが、“合言葉はリベンジ”で行きましょう。おじさんたちも仕事を工面してどこまでも応援に行きますから・・・。
そういえば、最大の公式戦(関東大会)だというのに古河SSの横断幕が会場になかったなー・・・ 誰だ忘れてきたやつはー・・・? 大学の体育会なら切腹ものだぞー!!
Oコーチ3日間、Fコーチ2日間、お疲れ様でした。でも、次回からは朝の散歩担当はご遠慮願います。一つ引き受けるともっと引き受けたくなっちゃいますので・・・。
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